割と対等にクズな長兄松とその弟たちのLINE
松野家の愉快な六つ子たち(6)
チョロ松:緊急
チョロ松:クソ長男のいる場所知ってる松速やかに俺に教えて
チョロ松:クソ長男本人がいたら至急名乗り上げて今いる場所教えろ
チョロ松:すぐに行くから
チョロ松:早く
トッティ:おそ松兄さん?僕今日は家出てから見てないよー
次男:チョロ松?
次男:何があったんだ
いち:知らない
チョロ松:既読が4つ
チョロ松:十四松は多分野球やってて見てない
チョロ松:つまりお前は見てるな、クソ長男
チョロ松:既読無視ってないで出てこい
トッティ:ガチギレじゃんチョロ松兄さん……
トッティ:どうしたの?
チョロ松:あいつ今日こそは許さん
チョロ松:とりあえず一回家に戻る
チョロ松:俺の荷物すり替えやがったんだ、あいつ
トッティ:荷物すり替え?なにとなにを?
チョロ松:詳しくは面倒だから省く
チョロ松:とにかく許さん
次男:おそ松兄さんがやったことは確かなのか?
チョロ松:絶対あいつしかいないし、こんな事すんの
チョロ松:あーもう、ほんと恥かいた
トッティ:よく分からないけど、今日チョロ松兄さんが面白い事になったのは分かった
いち:ザマァ
チョロ松:お前らうるさいよ
チョロ松:てか、本当に皆、おそ松兄さんのいる場所知らない?
チョロ松:皆今どこいるの
トッティ:僕は今女友達とお茶してるー
いち:しね
チョロ松:ケツ毛燃えて死ね
トッティ:正直に答えたのにひどくない?!
いち:おれは今猫と一緒
チョロ松:ああ、いつもの路地裏ね
チョロ松:カラ松は?
次男:自宅の居間だ
次男:チョロ松、あとどれぐらいで帰ってくる?
チョロ松:あと二駅ぐらい、今電車乗るとこ
いち:おそ松にいさん、今日、俺と一緒に家出たけど
いち:朝
チョロ松:ほんと?
チョロ松:あーでも、朝か。それならどこに移動しててもおかしくないな
チョロ松:くそ
トッティ:どうでもいいけどあんまり六つ子グループで送ってこないでよ、通知が鳴りっぱなしでうるさいんだけど
トッティ:これじゃゆっくりお茶出来ないじゃん
チョロ松:あ?
いち:【猫のスタンプ】
チョロ松:【ニャーちゃんスタンプ】
チョロ松:【ニャーちゃんスタンプ】
チョロ松:【ニャーちゃんスタンプ】
いち:【猫のスタンプ】
いち:【猫のスタンプ】
いち:【猫のスタンプ】
いち:【猫のスタンプ】
いち:【猫のスタンプ】
いち:【猫のスタンプ】
トッティ:やめてって言ってるじゃん!!!!!
トッティ:暇人ニートどもめ!!!
チョロ松:暇じゃねーよ!
チョロ松:俺には今すぐおそ松兄さんを見つけて抹殺する使命があるんだから!!!
いち:おれは暇
いち:【猫のスタンプ】
トッティ:死ね!!!!
トッティ:あーもう、やっぱり正直に言うんじゃなかった
トッティ:僕も今日は帰る
いち:ふられた?
いち:【幸せそうな猫のスタンプ】
チョロ松:【嬉しそうなニャーちゃんスタンプ】
トッティ:兄さんたちほんと死んで
トッティ:違うから、今日は邪魔が入るから切り上げるだけ。また別な日に遊ぶ約束したから
トッティ:残念でした!
トッティ:【うさぎさんのあざといスタンプ】
チョロ松:覚えてろよ末っ子が
いち:【親指を下に向ける猫のスタンプ】
チョロ松:あ、つまり暇?暇ならお前らもおそ松兄さん探して
トッティ:えーやだ、面倒くさい
いち:今いそがしい
チョロ松:一松は猫撫でてるだけだろ!
チョロ松:つーかさっき暇とか言ってたし!
チョロ松:あーもう、ほんとどこいるんだよ。いい加減出て来いよクズ長男
トッティ:仕方ないなあ……とりあえず僕も一回家に戻るよ
チョロ松:分かった
チョロ松:カラ松今家にいるんだよね?兄さん一回でも帰ってきた?
チョロ松:カラ松?
トッティ:カラ松兄さーん?
次男:すまん
次男:いや、見てないな
チョロ松:そっか
トッティ:カラ松兄さんっていつもちょっと反応遅いよね
トッティ:まあ、カラ松兄さんらしいと言えばらしいけど
チョロ松:お前は早すぎるんだよトッティ
トッティ:僕は普通だって。両手持ちで高速でタップするチョロ松兄さんのがキモいから
いち:キモい
チョロ松:んだとコラ
次男:すまん、いつもどうやって返そうか、考えながら入力しているから、どうしても遅くなる
トッティ:え、カラ松兄さんも一応そんな事考えてたの?
トッティ:あーでも、やっぱカラ松兄さんらしいかな、そういうとこ。
いち:ポイわー。ポイ
トッティ:おかげでライン上じゃ痛くないからありがたいよね。
チョロ松:一番遅いのは十四松だろ。というかあいつ、ほとんどスマホ持ってないし
チョロ松:最初にトド松が設定してやったのそのまま使ってるから名前もそのまんまだし
十四松兄さん☆:【聖澤庄之助の挨拶スタンプ】
チョロ松:あ、噂をすれば
トッティ:十四松兄さん!
いち:【猫の挨拶スタンプ】
チョロ松:十四松、今日はスマホ持ってたんだ、珍しいね
チョロ松:お前、おそ松兄さん知らない?ちょっと探してるんだけど
チョロ松:もし知ってたら俺に電話してくれていいから
十四松兄さん☆:【聖澤庄之助が悩んでるスタンプ】
十四松兄さん☆:【聖澤庄之助が閃いているスタンプ】
十四松兄さん☆:おれ
十四松兄さん☆:みたよ
チョロ松:え?!
チョロ松:十四松お前、文字打てたの?
トッティ:驚く方そっちなの?
チョロ松:いや、今までその誰か分かんないスタンプを送るのしか見た事無かったから
トッティ:十四松兄さんだってやれば出来る子だよ、僕が教えてあげたんだもん
トッティ:ね、十四松兄さん?
十四松兄さん☆:【聖澤庄之助の嬉しそうなスタンプ】
十四松兄さん☆:とっていありがと
トッティ:どういたしまして☆
いち:知らなかった
いち:おれ、十四松とはスタンプでしか会話した事無かったし
いち:【猫のスタンプ】
十四松兄さん☆:【聖澤庄之助スタンプ】
チョロ松:お前らよくそれで意思疎通図れるね……
次男:ところで、十四松の兄さん目撃情報はいいのか?
チョロ松:あ!そうだ、あまりに驚いたせいで忘れてた!
チョロ松:十四松、お前おそ松兄さん見たの?どこで?
十四松兄さん☆:さっき
十四松兄さん☆:ひとりでやきうしてたとき
十四松兄さん☆:おはなしした
十四松兄さん☆:いまからかえる
十四松兄さん☆:ていってた
十四松兄さん☆:【聖澤庄之助スタンプ】
チョロ松:マジか。じゃあ今家に向かってるのか?
トッティ:例えそうだとしても、今おそ松兄さんもこのライン見てるんだから普通に逃げられるでしょ
チョロ松:あ、そっか。しまった、くそ
チョロ松:いいよ、家に帰って装備整えてから改めて探してやるから
チョロ松:覚悟しとけよ長男
トッティ:装備ってww
次男:チョロ松
チョロ松:ん?なに?
次男:服とか、汚れてないか?大丈夫か?
チョロ松:え
チョロ松:は?なに、突然
チョロ松:訳わかんないよ。なんで?
トッティ:何で動揺してるのチョロ松兄さん
次男:ほら、おそ松兄さんにいたずらされたんだろう?
次男:どんなものかは知らないが、服とか汚されてないか、心配になって
チョロ松:あ、あーなるほど、ふーん
チョロ松:別に何でもないよ。心配しなくていいから。長男は殴るけど。
チョロ松:長男は殴るけど。
いち:大事なことなので
チョロ松:長男は殴るけど。
いち:三回も
トッティ:うわあ……ほんと何したのおそ松兄さん……
トッティ:あ、ねえ、チョロ松兄さんまだ家つかないの?僕もうすぐ家だよ
チョロ松:え、早い。僕まだ電車の中なんだけど
トッティ:今日電車乗る距離じゃなかったから徒歩だったの
トッティ;じゃあ僕のが帰るの早いね
いち:トッティ、お前歩きながら文字打ってんの
いち:きも
トッティ:は???そうだけど何でキモがられなきゃなんないの?!
チョロ松:いや普通に危ないし、よく歩きながらそれだけ早く打ち込めるよね?!
十四松兄さん☆:とどまつ
十四松兄さん☆:あるきすまほだめ
十四松兄さん☆:きけん
十四松兄さん☆:!
トッティ:あーんごめんね十四松兄さん、心配してくれてありがとう!
チョロ松:俺は?!
トッティ:ていうか歩きながらとか別に普通に出来るでしょ!兄さんたちが不器用なだけ。これぐらいでキモがられるの心外なんだけど
トッティ:おそ松兄さんなんて、足で文字入力出来るんだよ
トッティ:そっちのほうが断然キモいでしょ
チョロ松:は?足?あいつそんな特技あったの
トッティ:僕この間見たもん。手に漫画持ちながら床に置いたスマホを足で操作してた
トッティ:正直目を疑ったよね
次男:キモい
いち:キモさ限界突破して逆にすげえ
十四松兄さん☆:おそまつにいさんすげー
チョロ松:いや、確かにおそ松兄さん足使うの器用だけどさ
チョロ松:床に落ちた紙を足で拾うのとか、日常的にやってるしな
トッティ:あー確かにやってたね。おそ松兄さん足器用だなー
十四松兄さん☆:いいなー
チョロ松:いや、羨ましがる所じゃないだろ
おそ松兄様:いや、それより俺1万円欲しい
次男:あ
おそ松兄様:あ
いち:あ?
トッティ;おそ松兄さんだ
チョロ松:おそ松兄さん?!
十四松兄さん☆:にいさん!
チョロ松:おいコラ長男!!!!!!
チョロ松:やっぱり見てたんじゃねえか!
チョロ松:おい!!!!!
チョロ松:逃げんな!!!!!!!
トッティ:1万円って何?
チョロ松:そんな事どうでもいいから!
チョロ松:おそ松兄さん早く答えろ!!
いち:誤爆?
トッティ:誰とやり取りしてたのおそ松兄さん
チョロ松:早く答えろ!!!今どこいるんだ!!
チョロ松:既読ついてんのは見えてんだよ!!!!!!
チョロ松:クソ長男!!!!早く!!!!!!
トッティ:チョロ松兄さん落ち着いてよー通知うるさいってばー
チョロ松:落ち着いてられるか!!!
チョロ松:答えねえし!!くっそ!!!!!!
十四松兄さん☆:【聖澤庄之助の笑顔スタンプ】
チョロ松:何そのスタンプどういう感情?!
トッティ:あーそれ僕の台詞
いち:笑えばいいと思うよ
チョロ松:うるせえよ!!!!!くそが!!!!!!
トッティ:はいはい、僕もうすぐ家につくから
トッティ:チョロ松兄さんもラインで吠えてないでさっさと帰ってきてよね、うるさい
チョロ松:分かってるよ……今駅ついたから
いち:僕もそろそろ帰ろ
十四松兄さん☆:ぼくも!
トッティ:はい家ついた、ただーいま
チョロ松:あー仕方ない、走るか
トッティ:ね
トッティ:ねえ
トッティ:早くだれか
トッティ:誰か帰ってきて、早く
トッティ:カラ松兄さんのばか
十四松兄さん☆:とってい
十四松兄さん☆:?
いち:どうしたの
トッティ:もう信じらんない、カラ松兄さんでかけちゃったし
トッティ:誰もいないはずなのに物音がするの
トッティ:昼間なのに、まだ昼間なのに!
チョロ松:は?ちょっと落ち着けよトド松
いち:お前家に帰ったんじゃないの
トッティ:帰ったよ、今家にいるよ。僕一人で。でも何か聞こえるの
トッティ:誰かいるみたい。誰の靴も玄関に無いのに
トッティ:カラ松兄さんは何も聞こえないって言ってさっき出掛けちゃった
トッティ:ひどいよ
いち:なにそれ面白い
いち:間違った
いち:なにそれコワイ
トッティ:面白がらないでよ!!!!僕は真剣なんだよ!
トッティ:ほら今もまた!どこからか音が!
トッティ:もうやだ!
チョロ松:落ち着けってば、僕もうすぐ家につくから
チョロ松:気のせいなんじゃないの?カラ松は聞こえないって言ってたんでしょ?
トッティ:言ってた!!!いつもの痛い台詞で聞こえないって言ってた!!!
トッティ:でも僕には聞こえたんだもん!!!!
十四松兄さん☆:ゆうれい
トッティ:やめて十四松兄さん!!!!!!!!
いち:おいトッティ、お前何一人で面白い事になってんの
いち:早く帰るからそれまでそのままビビっといて
トッティ:一松兄さん死ね
トッティ:公衆の面前で脱糞してそのまま死ね
いち:むしろご褒美
トッティ:もうやだこの四男
チョロ松:ほら、あと5分ほどでつくから待ってろって
トッティ:やだ
トッティ:もっと早く
トッティ;dこnとやkあああああああああああああああああああああ
いち:なに
チョロ松:トド松?
チョロ松:ちょっと、どうしたの
十四松兄さん☆:【聖澤庄之助のびっくりしたスタンプ】
十四松兄さん☆:とっていだいじょぶ
トッティ:いま何か割れる音
トッティ:やだ
トッティ:も
チョロ松:トド松?
チョロ松:何があった?
チョロ松:トド松ー?
いち:へんじがない
十四松兄さん☆:ただのしかばねのようだ
チョロ松:言ってる場合か!
チョロ松:マジで何があったんだよ……
いち:チョロ松兄さんまだ家につかないの
チョロ松:もうすぐだって
次男:チョロ松
チョロ松:え、カラ松?なに?
次男:二階の部屋の押し入れ、下の段
チョロ松:は?
チョロ松:あー、把握
チョロ松:今家についた。確保に向かう
いち:なに、なんなの
十四松兄さん☆:【聖澤庄之助が首傾げてるスタンプ】
チョロ松:只今犯人を無事確保
チョロ松:ご協力感謝します
次男:どういたしまして
次男:トド松ごめんな、プリンでも買って帰るから
いち:?
十四松兄さん☆:【聖澤庄之助がハテナマーク浮かべてるスタンプ】
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16/02/14
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