1、前言撤回、ナタリアの言葉を信じる。


「男に二言は無いと仰ったではありませんか!アッシュの大嘘つきっ!」
「な……?!」


ナタリアは矢を番えた。弓矢が光り輝いているのは気のせいだろうか。ハッと気付けばさっきまで傍にいたはずのルークがいない。辺りを見回せば「あーあ、やっちゃったな」といった目でものすごく遠くからこちらを見つめる小さな姿があった。裏切り者!


「嘘つき者には天罰ですわ!食らいなさいアッシュ、ノーブルロアー!」
「お、お前それは北米版でしか見る事の出来ない没秘奥義……ぐはーっ!」


ナタリアとっておきの特別秘奥義によって、アッシュは天罰を食わされた。巻き込まれた気の毒なアルビオール号と共に宙を舞いながら、自分の言葉に責任を持たねばならない事を、身を持って知ったのだった。




GAME OVER



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